第24回 二宮康明杯 全日本紙飛行機選手権大会

大会規定

※赤文字表示は今大会における改定部分です。

●滑空競技

  1. 滞空競技は、本人が行う。
  2. 予選に参加する場合、計測用紙の項目(氏名、住所、年齢、電話番号、参加種目、参加日、
    実施会場記号、など)をもれなく記載しなければならない。
    ※(記載がもれている場合は失格となります)
    ※(今大会より登録会場はありません)
  3. 計測前に競技主催者または計測員により簡単な機体確認を行う。
    (機首スポンジ装着、記名の有無など)
  4. 決勝大会の上位入賞者については、競技終了後、機体検査を行う場合がある。
  5. 滞空時間は、機体の発進から飛行停止までとする。計測員は計測場所から移動せずに計測する。
  6. 機体とゴムカタパルトは、必ず自分自身の手で持って飛ばすこと。
    (お体の不自由な方は主催者にご相談ください)
    滞空競技部門で使用するゴムカタパルトは、協会指定#20の全長50cm以下の赤色糸ゴム(旧AG社およびAOZORA社製)1本を1重で使用し、支持棒に直接結びつけたものとする。
    他の材料を付け加えることは認めない。また、支持棒は15cm以内の木製とし、形状は自由とする。
    (決勝時には、市販商品内の支持棒を使い、主催者側で支給する糸ゴムを使用)
    ※規定4(飛燕)は同赤色糸ゴムを2本とする。
  7. 機体が木や建物等の障害物に当たった場合、その時点で計測を打ち切る。(その後の落下時間は計測しない)
    また、物陰に隠れた場合、機体が確認できなくなった時点でラップを使用し計測を中断する。
    その後、飛行が確認されなかった場合、中断時点でのタイムを記録とする。
  8. 計測は5回行い、その合計タイムを競う。
  9. 計測記録1秒未満は切り捨てとする。(例)23.7秒→23秒)
  10. 60秒以上飛行したものは、Max記録とし、一律60秒として集計する。
  11. 3秒未満の飛行は、各フライトにつき、1回に限り再飛行を認める。
    ※この場合の再飛行は直ちに行う事とし、調整の為の飛行等は認めない。
    機体が飛行不能な状態に破損した場合、修理・交換を認めるが調整飛行等は認めない。
  12. 決勝大会において各部門の入賞者に同点があった場合はフライオフを行う。フライオフは、同点競技者全員が主催者の合図で同時に発進し、順位が決定するまで行う。この時競技者のゴムカタパルトのゴムが切れたとしても競技は成立し救済措置はないものとする。また10,11のルールは適用しない。
  13. クラス分けは、中学生以上をAクラス、小学生以下をJクラスとし、基準日を決勝大会最終日とする。
    (3月の予選会では小学生でも4月以降中学生になる場合はAクラス)
  14. 計測は、自由計測方式、呼び出し方式いずれかとする。但し、正式計測直後の機体の回収に手間取る場合は、その旨申し出れば考慮されるが、主催者側の判断で代替機の使用を指示する場合がある。
  15. 決勝大会は以下の内容で実施する。
    ○11月3日(土)競技
     Fクラス(クラス分けなし)
      1・規定種目21,22
      2・規定種目23(予選なし)

    ○11月4日(日)競技
     Aクラス(中学生以上)
      1・規定種目1・2・3・4・5
     Jクラス(小学生まで)
      1・規定種目11・12・13
  16. 規定種目12の機種はオール・ホワイトウイングスとし、全てのホワイトウイングス機種を使用可能とする。また、誠文堂新光社(子供の科学)による二宮康明氏設計機はすべて対象機とする。
  17. 規定種目21,22以外の種目に該当する機体で、二宮康明氏設計機体であれば他企業名での商品(販促品含む)等も使用可とする。但しコピーは不可とする。
  18. 決勝大会では相互計測の為、Aクラスの参加者はストップウオッチの持参を必須とし、計測前の点呼時に持参していない場合は競技へ参加できない事とする。

●滞空競技機体規格

規定種目の機体は、以下の事項を満たしたものであれば何機使用しても良い。
(但し、決勝大会では使用できる機体数を制限する場合がある)

  1. 安全対策として、以下の事項を厳守のこと
    • ① 主翼前縁を鋭く加工したナイフエッジを禁止する。(ガイドライン参照)
    • ② 規定種目に指定される市販キット(誠文堂新光社書籍を含む)はキット内のゴムスポンジまたはそれに準ずるあおぞら社のゴムスポンジを使用する。これがない場合は競技への参加を認めない。ゴムスポンジのない機体で発進した場合は失格となる。
      規定種目21・22に装着するゴムスポンジは、自由設計機‐機体規格参照
      尚、スポンジ後端部の加工を図のように45度以内とすることは認める。
    • ③ 規定種目5の「レーサー590」の機首にはセット内の黒スポンジ(3mm厚)を6×25mm以上にカットして装着する。装着方法は図を参照。
      また、あおぞら社のオレンジゴムシート(厚3.5mm)を6×25mm以上にカットして使用することも可とする。

  2. 製作にあたり、瞬間接着剤(シアノアクリレート系)やエポキシ系その他の反応性の接着剤は使用してはならない。
    但し、予選および決勝での機体破損の修理用として、破損部分に少量使用することは可とする。(自由設計種目21,22は自由設計機―機体規格参照)
  3. 接着剤は、紙の接着以外の目的(胴体や主翼の強度を高める等)で使用してはならない。
    但し、水平尾翼の両端を折り曲げて垂直尾翼とする折れ線部分、及び主翼上反角(2段上反角部含む)の折れ線部分に限り、固定の目的で接着剤を使用することは可とする。
    ※規定種目1,11の「スカイカブⅣ」では接着剤等の使用を不可とします。
    但し、バランス調整のためのオモリ等の装着は必要限度内の使用は可とします。 
  4. 機体の塗装は軽く防湿することを目的とし、厚く塗装する事は不可。塗装剤はニトロセルロース系アクリルラッカー又はアルキドラッカーのみとし、ウレタン系、エポキシ系等の補強効果のある塗料は禁ずる。
    なお、クリアーラッカー(透明ラッカー)以外に、機体の主翼、尾翼に塗色する場合、それぞれ50%を限度に可とし、印刷されているマークなどが隠れないこととする。
  5. 紙にラッカー等を含浸させる(ドブ着け等)等の方法で紙の強度を上げる等の行為は禁ずる。
    ラッカー等の塗装とサンドペーパー磨きを何度も繰り返すことによって紙の強度を補強等することも不可とする。
  6. 機体規格
    • 1. 機体には必ず自分の氏名を記入する。
    • 2. 機体は競技者本人が製作したものであること。
    • 3. 市販機または誠文堂新光社機は無改造とし、指定された部品を説明書通りにすべて用いること。
    • 4. 胴体の角面はバリを取る程度は可とするが、胴体を丸く加工することは禁ずる。(ガイドライン参照)また、バルサ部分の着色は不可とする。
    • 5. 部品のバルサ材や紙を薄くすることを禁ずる。
    • 6. バランス調整のためのオモリ用に紙又は金属製のバラストの装着は可とする。
      なお金属製のバラストを使用する場合は安全最優先のため露出させてはならない。
      (ガイドライン参照) また市販品の金属製フック付きキットに限り、金属フックの使用を認める。その際、必ず後方に少し曲げ、先端はサンドペーパー等でバリをとっておく。
    • 7. 機体に補強を目的としたシール等を付加する事は禁ずる。
    • 8. スチレン機は胴体と主翼・尾翼部の固定や主翼上反角をシール・接着剤等での補強可
      ※(おえかきプレーン(ウイングスプレーン・ホワイト)に限り水性顔料マーカー、又は油性マーカーを使用して自由に着色することは可とする。ラッカー塗装は認めない)
    • 9. 規定種目23の三菱零戦(21型・52型)の機体についてはバルサ部分を着色する事を禁ずる。(設計者のオリジナリティーを保つため)
  7. 自由設計機-機体規格(規定種目21・22)
    • 1. 規定種目21及び22の自由設計機については以下の機体規格を適用する。
    • ① 主翼の長さ(翼幅)を180mm以上360mm以内とし、胴体、尾翼の形状は自由とする。
    • ② 胴体を製作するための接着剤は自由とする。
    • ③ 規定種目22の手投げタイプの機体のみ、胴体と主翼の固定は、取り外し可能な紙テープ(マスキングテープ)の使用を可とする。
    • ④ 機体を構成する用紙はAOZORAケント(旧ホワイトウイングスケントも可)のみとし他の材料の使用は不可とする。
    • ⑤ 機体は参加者のオリジナル設計機とし、市販されているもの、および他人の設計したものは不可とする。
    • ⑥ 機体のバランスを取る為に板鉛などを使用する場合は露出せず紙で覆う事とする。
    • ⑦ 金属製のフックは不可とする。
    • ⑧ 機首に装着する安全ゴムスポンジについては、主翼の翼幅が200mm未満の場合は、厚さ2.5mm以上で、寸法4×20mm以上のあおぞら社のゴムスポンジを図のように装着する。200mm以上の翼幅を持つ機体については、あおぞら社のオレンジゴムスポンジをカットして(幅6mm、長さ30mm以上、厚み3.5mm)を装着するものとする。※サイズの要件を満たしていても他のスポンジを使用することは不可とする。
    • ⑨ その他は、24回大会の滞空競技ルール及びガイドラインに準ずる。

●予選会参加規程

  • 1. 予選会にはどこの予選会場でも自由に参加できる。(参加費は原則として一人300円)
    但し、使用料が有料の会場の場合、別途会場費を徴収できる。その場合、事前に事務局に申告しなければならない。その他の費用を徴収することは原則として認められない。
  • 2. 予選会の記録は予選運営者のデータ連絡によって、協会HPでそのつど掲載される。
  • 3. 予選会の実施時間は受付から競技終了まで、原則として3時間とする。
    降雨や、強風等、やむを得ない場合、又は参加人数等により時間の延長ができる。(競技終了後の集計や表彰式等の時間は除く)
  • 4. 予選大会での参加はどの種目に参加しても良い。但し、運営上等の問題もあるため、当日の1会場につき最大、一人2種目までの参加とする。
  • 5. 予選会は参加選手5名以上で成立する。5名未満の場合の記録は認めない。
  • 6. 予選会において運営の都合上競技に参加できないスタッフの計測をする場合は、実施日時と、氏名を明記の上、予選会の日程を提出する際、同時に申し込んでください。
    その際3名以上の確認者が必要となります。
  • 7. 予選会では参加機体はもちろんのこと、ゴムカタパルト(予備の糸ゴム含む)やゴムスポンジ、ストップウオッチ、筆記具など必ず自己責任によって持参、管理すること。
  • 予選会場はほとんどの場合、一般の公共公園であることから競技参加者やスタッフは来園されている人々に充分配慮し周囲の状況をよく見て安全を最優先とすること。問題が生じた場合は必ず運営責任者に報告し、適切な対応を行う事とする。


※第24回二宮康明杯では敗者復活戦は実施しません。

●機体検査について

  1. 予選会においては機体検査を行わない。ただし競技主催者または計測員によってゴムスポンジの装着や名前の記載等についての確認を行う。その際、修正指示に従わない場合は失格とする。
  2. 競技参加者は、日本紙飛行機協会がウエヴサイトで公表する大会規定を遵守して競技に参加するものとする。
  3. 決勝大会では競技開始前において機体検査を実施する。(詳細は予選会終了後発表予定)
  4. 機体検査は、機体検査委員会によって行う。機体検査委員は委員長を含め、3名以上の人員で構成する。
  5. 機体検査委員会の決定によって、競技ルール等に違反があった場合は失格とする。抗議は認めない。
    • ※ 機体検査委員長は荒木事務局長が務め、副委員長は風祭喜隆が務める。他の委員については、委員長および副委員長の要請によって選任、要請の上決定する。また必要に応じて、機体検査に関連する事項を協会ウェブサイト上および決勝進出者への案内等で公表する。

●その他

  • • 予選競技、決勝競技において、運営上等の都合により、競技方法および競技ルールを変更して実施する場合がある。
  • • 自由設計機以外の種目機については市販機体であることから、予告なしに仕様変更される場合があるが、新旧いずれの機体も参加可とする。
  • • 決勝大会では相互計測の為、Aクラスの参加者はストップウオッチの持参を必須とし、計測前の点呼時に持参していない場合は競技へ参加できない事とする。

改定歴:2018年2月改定