ルール補足

【滞空競技ルール・機体規格に関するガイドライン】

※赤文字表示は今大会における改定部分です。

●滞空競技 ルール等の補説

  1. 計測方式について
    計測は、予選は自由計測方式、呼び出し方式どちらでもよい。

    • 1. 自由計測方式:
      指定回数のフライトを、事前に設定した時間内に各自が自由に行なう。計測記録は、競技者相互で行う方法、またはあらかじめ専従の計測員を用意する方法のいずれか。
    • 2. 呼び出し方式:
      種目ごとあるいは任意に人数がほぼ均等になるようにグループを作り、計測員の呼び出しによって、グループメンバーが順にフライトを行ない指定回数繰り返す。
    • 3. 今大会では従来のような、専属の計測員を設定することが難しくなっている。そのため参加者は予選、決勝を通じて、自前のストップウオッチを用意し、いつでも計測員として協力するものとする。
    • ※ 決勝大会での計測方式は、敗者復活枠発表時に協会Web上にて発表する。
  2. 決勝大会参加資格の選定
    決勝参加資格の選定は全国ランキングを優先して選定し、次に会場代表の選定を行う 
  3. 規定種目毎の全国ランキングでの決勝参加資格について

    各規定種目とも別表による定員を全国ランキングによる上位者を決勝大会参加資格者とする。(同一参加者の重複による選出の各種目別の詳細は下記の各項目の通りとする。)

    1.規定種目1・2・3・4の全国ランキング参加資格

    • 1. 同一参加者が決勝大会への参加資格が規定種目1~4で重複している場合は、個人の各規定種目の予選会での規定種目1~4の記録の中でもっとも高い全国順位を達成した1種目のみを参加資格とする。
    • 2. 上記1で、同一参加者のもっとも高い全国順位が同一順位の場合は計測記録の高い1種目のみを参加資格とする。
    • 3. 重複者にて定員割れが発生した場合、下位の記録者を決勝定員枠まで繰り上を行い全国ランキングによる決勝大会選出の参加資格とする。
    • 4. 規定種目1~4にて全国ランキングに於いて決勝大会への参加資格を有する場合は、規定種目1~4での会場代表の資格を得ることはできない。

    2.規定種目5・6・7の全国ランキング参加資格

    • 1. 同一参加者が決勝大会への参加資格が規定種目5・6・7で重複している場合は、個人の各規定種目の予選会での規定種目5・6・7の記録の中で高い全国順位を達成した順に2種目までを参加資格とする。
    • 2. 上記1で、同一参加者の全国順位が同一順位の場合は計測記録の高い規定種目の方を参加選考種目として扱う。
    • 3. 重複者にて定員割れが発生した場合、下位の記録者を決勝定員枠まで繰り上を行い全国ランキングによる決勝大会選出の参加資格とする。

    3.規定種目21・22の全国ランキング参加資格

    • 1. 同一参加者が決勝大会への参加資格が規定種目21・22で重複している場合は、個人の各規定種目の予選会での規定種目21・22の記録の中で高い全国順位を達成した順に1種目までを参加資格とする。
    • 2. 上記1で、同一参加者の全国順位が同一順位の場合は計測記録の高い規定種目の方を参加選考種目として扱う。
    • 3. 重複者にて定員割れが発生した場合、下位の記録者を決勝定員枠まで繰り上を行い全国ランキングによる決勝大会選出の参加資格とする。
  4. 規定種目1、2、3、4、の会場代表選出について

    • 1. 会場代表選出は、Aクラス全国集計上位35名以外の競技者で、あらかじめ設定した登録会場での競技記録を対象に、その会場の全日程の記録から各種目・クラスの上位1名を代表として認定し、更に、全会場代表記録から上位10名を決勝進出記録として選出する。
      今大会では会場代表記録でも全代表中11位以下の場合は予選落ちとなるので注意すること。
    • 2. Jクラスにおいては会場代表の認定は行わない。
    • 3. 登録会場以外での競技記録は、全国集計の対象になり、会場代表選出の対象外とする。
    • 4. 1~4の各種目において、その会場の上位1名がすでに全国集計において決勝進出者となっている場合は、次順位者以下を繰り上げて会場代表と認定する。
    • 5. 個人の会場代表としての決勝大会出場資格の測記録が複数種目ある場合は、各個人のもっとも高い計測記録の種目を決勝参加の会場代表の種目とする。
      (その登録会場の他の種目の会場代表は次順位者以下を繰り上げて会場代表と認定する。)
      ※測記録が同一の場合は規定種目1,2,3,4の順で選出する。

●滞空競技機体規格の補説

  1. 機体の滑り止めとして、紙やすりを貼り付けることは禁止する。
  2. 金属製のバラストを使用した場合は、安全優先のため露出させてはならない。
  3. 金属製のバラストを使用した場合は、金属の表面すべてを紙で被うようにする。
  4. 翼前縁を鋭く加工したナイフエッジを禁止する。
    • ○ ナイフエッジとは翼の断面を以下のように成形したものであり、このような加工をしないこと。
  5. 瞬間接着剤の使用については、次のケースを除き禁止とする。
    • ○ 予選会または決勝大会において、その当日の調整中または競技中に機体が破損し、急遽修理が必要な場合、破損した部分のみ使用可。 その際、補修時に競技監督者等の了解を得ること。
      (瞬間接着剤で修理した機体は、その当日の競技会にのみ使用可能で、以後の別日程の予選会や決勝大会では使用できないので注意の事)
  6. 機体の塗装は軽い防湿を目的とし、厚く塗装する事は不可。塗装剤はニトロセルロース系アクリルラッカー又はアルキドラッカーのみとし、ウレタン系、エポキシ系等の紙を補強する効果のある塗装は禁ずる。
    • ○ カーワックスや蝋燭(ろうそく)のロウ等を塗ることも禁止する。
  7. 使用する機体は自作であること。自作とは、競技者本人が製作したものをいう。家族や友人の製作した機体を使用しての競技参加は認めない。
  8. 無改造とし、指定された部品を説明書通りにすべて用いること。
    • ○ 翼以外の部品(機首、主翼中央の上反角強化用の部品、尾翼固定の部品、バランス用小部品等)も説明書の指示通りに制作すること。
    • ○ 指示されている部品が欠落している場合(胴体の積層数を含めて)は違反となる。
      また、キット以外の部品(バランス調整用オモリを除く)を付加する事も禁止する。
    • ○ 翼、胴体はその材質を問わず、バリを取る程度は可とするが、薄くまたは鋭く、あるいは丸く加工することは禁ずる。
  9. バランス調整のための、紙又は板鉛等の金属バラストの装着は可とする。
    • ○ 板鉛等の金属バラストを使用する場合は、金属部を露出させてはならない。
      必ず紙で被うこと。
  10. 機体に識別シールを付加する事は禁止する。
    • ○ 機体の識別用に氏名や機体番号などを紙シールにして貼り付けるケースがあるが、キット以外のものを機体に付加することになるため禁止する。
    • ○ 氏名や機体番号をつける場合は、機体に直接記入する。
  11. 規定の機種のパーツの貼り合わせについて
    • ○ 規定の機種で各パーツを貼る際には、説明書通りに揃えて貼り合わせること。
      (下図の左の図)
    • ○ 故意に各パーツをずらして貼り合わせてはならない(下図の中央・右の図)

  12. 機体の修理について
    • ○ 予選会または決勝大会の、調整中または競技中に機体が損傷した場合、推奨の接着剤等又は瞬間接着剤で接合し必要に応じ紙で接 合部分を補強することは可とする。
      (瞬間接着剤を使用して補修した機体は、その当日の競技会にのみ使用可能で、以後の別日程の予選会や決勝大会では使用できないので注意の事)
    • ○ 修理以外の目的での瞬間接着剤の使用については禁止する。

改定歴:2017年3月改定